2015年10月のイベント情報


学童保育「たけのこクラブ」の2015年10月のイベント情報です。


寄稿: 渉外係のお母さん


学童に通わせて四年、今年初めてドッチボール大会の観戦に行きました。
予定日はあいにくの雨で延期にになってしまいましたが、翌日は打って変わって晴天になり、日焼け対策バッチリで応援に行きました。
インドア派の息子は昨年までドッチボールには興味が無く、出来ればやりたくないと思っているタイプでしたが、今年は一味違いました。
練習にも自ら参加しているようで、大会前は帰宅するとドッチボールの話ばかり。
日に日に自信を付けていく姿は私にとっても嬉しいものでした。
当日は新調したお揃いのTシャツをズボンの中にきっちりしまい込み、やる気満点。
大きめのズボンがハイウエストで、まるで勘定奉行の様でした。
ちょっとカッコ悪くない?と聞いてみましたが「ドッチボールは俊敏さが命、Tシャツが出てたら邪魔なんだ!」と気合い充分過ぎる息子を信じ、ダサさは我慢することにしました。


大会は、予想をはるかに超えるレベルの高さでした。
中にはお父さんかと思うほど大きな男の子が豪速球をなげ、それを妖精の様に細い女の子が受け止めるという、まるでファンタジーのような世界があちこちに繰り広げられ、黄色い声援無くして応援はできないと、若かりし日を思い出して、応援しました。
ウチの学童は他の学童より、低学年や女子のレベルが全体的に高く。
そのおかげか、5、6年の主要メンバーが抜けてしまったにも関わらず、高学年は4位5位、中学年は3位、低学年は1位を獲得することが出来ました。
息子はと言えば、しっかりシャツをしまい込み、巧みに逃げる逃げる逃げる。
聞いていた話とちょっと違いましたが、逃げるスキルは誰にも負けないくらい成長していました。


そんな我が子は、一度学童をやめて出戻った経験があります。
2年生になりクラスにも友達ができ、私もパート勤務だったので、預ける事もないかと退会しました。
最初のうちは良かったのですが、だんだんと家に籠るようになり、そのうち何処にも出かけなくなりました。
おかしいと思いながら家のゴタゴタや仕事復帰が重なり、対策が取れず。
このままではマズイと学童に戻った時には、ほとんど誰とも会話せず本しか読まないほど、人間関係をこじらせてしまっていました。


学童に戻って半年位は学校も学童も行きたく無くて仕方なかったようでした。
そんな息子を救ってくれたのは、私でも学校ではなく、学童だったと思います。
学童は息子に1人でいることを許しつつ、少しづつ少しづつ、人と関わる機会をいろんな形で与え続けてくれました。
コマだったりキャンプだったり、息子が興味を示すものを探すところからはじめてくれて、息子が興味を示さなければ無理やり押し付ける事もしませんでした。
本当に根気よく一年以上時間をかけて、一輪車を息子に見つけさせてくれました。
一輪車をきっかけに友達ができ、無くしていた人間関係にも自信を取り戻し、どんどん元気になりました。
1人で本を読んでる方が良いと言ってた息子が「学童で友達と遊ぶ方が楽しい」と言ってくれた時には学童に戻って本当に良かったと思いました。
褒め上手で根気のある指導員のお二人には感謝の気持ちでいっぱいです。


あと、忘れられないのは去年退職したパートさん。
いつも私が行くと子供達を褒めてくれて、更には「ママも本当に頑張ってる」と私のことまで毎回褒めてくれました。
私はこの方に褒めてもらうことで子供達を褒めることの大切さを教えていただいたように思います。


指導員だけで無く、そういった家族のようなスタッフにこの場を借りて「ありがとう」と伝えさせてください。




▲ページトップへ