2015/7/24(金) 〜 2015/7/26(日)
たけのこクラブキャンプ
場所: 久保キャンプ場
学童保育「たけのこクラブ」の2015年キャンプ報告です。
寄稿: 1年男子 母
我が家はインドア派です。
旅行に行ってもただひたすら鉄道に乗り行ったり来たり。。。観光的要素はほぼないです。
「鉄(道マニア)はインドアだ!」が仲間内での標語で、旅には鉄道とうまい飯と風呂があればいい、というのが我が家の共通認識です。
そんなアウトドアとは縁もゆかりもない我が家ですが、学童の重要なイベントということで、キャンプに参加しました。
まず、自分達で予定を組んでキャンプをするという可能性はゼロに近いので貴重な体験ができるかも、との思いもありました。
初日、貸切バスは東急という話を聞いていたのでやっぱり東急なら銀なのか?と期待に胸を躍らせてバスへと向かいます。
期待通り、前面は銀色に眩しい観光バスが停まっており、運転手さんに聞いたところ日野のセレガという車種だそう。
LEDの行き先表示が前面は「貸切」横の表示は「東急」になっているのも勿論ツボでしっかりとスマホに収めます。
行きのバスの社内では1年生なので同班に組み込まれた息子と外部参加の保育園児の姪っ子としりとりをして楽しみます。
酔いやすいという子もいて心配でしたが、無事に到着しました。
まずは入村式があり、キャンプ場での注意事項の説明の後、3日間お世話になるキャンプ場のオーナーからご挨拶。その後各班に分かれた各々持参した弁当でランチタイム。
食べ終わった子達は待ちきれん!とばかりに子ども同士交流に入っている模様。
お待たせしました。川遊びタイムです。となり、一旦部屋に戻って水着に着替えて集合です。今回からキャンプ場が貸切となった為、
安全面以外での制約はなくのびのびと過ごせるようになったとの事ですが、
訪問前の台風の影響で川の流れが速くなっているとの事でロープ制限を設け、岸辺よりでの川遊びを楽しみました。
事前に浮き輪等あったほうがいいとの通知もあり、女子は流れに乗って楽しんでいる子達が多いようでしたが、
男子の人気は水鉄砲のようであちこちで合戦が行われているため、参加してなくても流れ弾にあたるのは避けられない模様。
そこかしこで「キャー」という悲鳴や「やめろや!」といった怒号が飛び交っています。
途中中洲での休憩を挟みながら川遊びを楽しんでいると雷が。
寒くなったという姪っ子を連れて川から上がって川を見下ろせる桟敷あたりで同じく一足先に上がっていた子や、
川遊びに参加しなかった幼児さんたちと遊んでいると全員予定より1時間ほど早く切り上げて戻って来ました。いつ降ってもおかしくないとの判断での撤収です。
と、ほぼ同時にゲリラ豪雨がやって来ました。ちょうど設営を終えんとしていた学童のテントに一時避難。結構な雨量の為解散となり各自部屋で着替えとなりました。
1時間ほどで雨もあがり、子どもたち主導のカレー作りが始まりました。今回は親があまり手出ししない、
と班毎にちょい足しを決めて独自のカレーを作るのがカレー作りのミッションだったので子どもたちも頑張り甲斐があったのでは?
トッピングとしてチーズやベビースターを選択した班はわかり易かったようですが、チョコレート、はちみつの隠し味班は「味しないー」の意見が多かったよう。
大人はまろやかになったとかコクが出たと評価していたようですが、子どもにそういった機微は通じない模様。
各班食べ比べが出来れば違いが掴めたかもですが、時間の関係で割愛。スケジュールも押せ押せで切り捨て已む無しの模様。
雨は上がったものの濁流となって轟々唸りを上げる川を前に明日の心配をしつつ、ファイヤーも雨を心配して延期され、
2日目に予定されていたミニファイヤーと懐中電灯を使った光の軌跡を撮影するというプログラムを同時進行で行いました。
シャッター開放中に懐中電灯を動かして空に絵を描くのですが、子どもにはなかなか難しいよう。うちの姪っ子も結局丸を描くのが精一杯、流行のタイムラプス動画のようにはいかないものです。
ミニファイヤーでは一部スタンツの公開があり、各々見たい方を選択して楽しみました。
そして花火。まるでプロが打ち上げているみたいというのが、大人達の意見。大感動の仕上がりでした。
2日目、川は澄んで、雨の影響はだいぶ収まったようでしたが、流れは速く入れないとの判断でマスつかみとつり橋との2本立てで予定が組まれました。
マス掴みは川を一部仕切って作られたスペースで出来るようになっており、当初の予定だったプールより本格的に楽しめました。が、その分待ち時間も長くなり、
くるぶしからふくらはぎくらいの深さの川に入れた時の爽快感も待ち遠しい分増したようです。私も姪っ子を連れて参戦となり、他の人に追われて出てきた魚を浅瀬で取るという作戦で挑戦しますが、
いざとなると姪っ子の手は引っ込んでしまい掴めません。同室の幼児さんのママも手がグーになっちゃっててダメみたい、との意見も。なかなか幼児には難しいようでした。
結局、姪っ子の分は私が捕まえて終了。1年の息子は無事自力で掴んだようです。
生きた魚は触れなかった姪っ子に魚を塩で洗う作業と串にさす作業は経験させることに成功し、姪っ子もちょっとドヤ顔。
低学年の子達も恐る恐る串刺しに挑戦したりと貴重な体験を楽しんだ模様でした。
つり橋はそう遠くないところにありましたが、キャンプ場の前の坂が心臓破り。暑さも手伝って結構な運動量に思えました。
思った程は揺れないつり橋を子どもたちはさほど怖がる様子もなく渡っていました。行って待機してまた同じつり橋を渡って戻るというコースを取った為、
帰りはお楽しみとして危なくない程度のものを落として「着水するまでにどのくらい時間がかかるか?」という実験にチャレンジ。
「加速度は放物線様に上がるけど空気抵抗もあるから」と大人は斜に構えて見ますが、子供達は素直。「5秒くらいかかったー」とちょっと盛り気味では?の感想。
感動と共に記憶に刻まれたことでしょう。私的にはつり橋の前にあった看板「ここは横浜市の水源です。川はきれいに保ちましょう」的な表示がツボ。感謝の念が絶えないのでした。
午後は一転「入れるうちに川に入ろう」ということで1日目よりも更に制限を設けられた川で冷たさを楽しみます。
多分、参加者随一デカイ浮きボートを持参した我が家では幼児の手を引きつつ二つの空気の入ったオブジェをもち岩場を登るという結構なミッションが課せられ、
川に到達するまでは相当な苦労がありましたが、結局息子はその大きなボートにはほぼ乗らず、姪っ子は姪っ子で1回目の休憩にはトイレに行くので上がると言い、
1日目同様早目の切上となったので「そのジンベイザメ貸してー」という同班の班長の言葉で行きの苦労が報われたと言った感じです。
そして幅40cmほどもあるジンベイザメのボートで深さ想定10cm未満あちこちに岩の顔を出す浅瀬の川くだりにチャレンジする姿を見て
「あージンベイザメとも今年でお別れかなぁ」と思いつつ川を後にしました。しかし無事に戻ったので来年こをは広いところを悠々と泳がせてあげたいと思います。
夕食は時間の関係か子どもたちが準備するが割愛されたBBQを楽しみました。大人用にねぎ塩やコチュジャンも用意されサムギョプサル風にレタスに巻いて美味しくいただきましたが、
以外に子どもたちは野菜に巻いて食べるという風習が身についていないようで巻く食べ方をしていたのは
同班では日ごろから韓国文化に親しむうちの子だけで、「あー美味しいのにもったいないなぁ」とお節介な感想を抱かせました。
そして、夜はメインイベントのファイヤーが執り行われました。
子ども達はそれまでに準備してきた全てをぶつけて挑んでいると言った模様で、うちの息子も横に座っていることはほとんどなく、
自分のスタンツ以外も全てに参加して汗だくになっていて、露天風呂で汗を流した記憶を無に戻していました。
最後に神に水風船を投げつけるという冒涜感溢れるイベントもあり厳かに?ファイヤーも締めくくられました。
さすがに1日目は遅くまで起きていた子どもたちも力を使い果たして早く寝たことでしょう(推測)
3日目は朝の食事を済ませると、帰る準備に大わらわ。終わって退村式に臨みます。
集合写真も無事撮り終え、またあの心臓破りの坂を今度は全員一気に上り待ってくれていたバスに乗り込みます。
さすがに疲れたか寝ている子も多く、車酔いの心配は軽減されました。「うちに帰るまでがキャンプだ」とベタな言葉を口にしつつ無事の到着を喜ぶのでした。
書ききれない程の楽しいイベントがあり、ここでも文面の都合上割愛したこともホントにたくさん思い出が残りました。
姪っ子も息子も口々に「楽しかったー」と言う割りに「何が楽しかった?」と聞くと考えこんで答えが出ないので「子どもって。。。」という失望感もありますが、
楽しいことが多すぎて選べないだけですよね?とポジティブシンキングを
超インドア派の鉄家族でもしっかりと楽しめるようなプランが用意されているすばらしいキャンプなのでした。
また来年も今年同様楽しさ満載のキャンプを実現する為に皆様のご参加を心よりお待ち申し上げて居ります。是非お誘いあわせの上ご参加ください。
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